『 菖蒲華 』の候、かも。

 朝刊に< 日本の七ニ候 >との言葉を見つけました。
春夏秋冬と一年を四等分した< 四季 >。
ニ十四等分した< ニ十四節気 >。  ( 立春・大暑・夏至・・等ですね。 )
   そしてまだ、七十ニ等分した< 七十ニ候 >という季節があります・・だそうです。
         そうですか・いや~知りませんでした。  お恥ずかしい。

 少々調べてみますと、今時分は おそらく 『 半夏生 』 ( はんげしょうず・・ず、がいるみたいですよ。 ) の頃。
 烏柄杓( からすびしゃく )という薬草が生える頃だそうで。 この草の球茎を漢方薬で < 半夏 >と言うんだとか。     へ~・・。
 また一説には、ドクダミ科の植物 < 半夏生 >が半化粧する頃だとも。  ( 葉の花に近いところが白くなり目立つので、半化粧・・・半夏生。)  

  ・・へ~。   ・・・ややこしいわ!

 あれですかねえ。 手紙の冠、『 ・・・の候。 』   今時分なら 『 半夏生の候。 』 と書いてもいいんですかねえ。      違うんでしょうねえ、これは。   どなたかご教示を。

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

Copyright © 2010 Sairen-Ji Temple. All rights reserved.