え~と、身内に辰年は・・。

 一昨日から帰山中。
縁側に座りふと下に目を向けると、20センチばかりの鳥の羽根が。

 なんの鳥でしょう? ここに来ていたのか、風で飛んできたのか。   こんな大きな鳥、境内で見かけませんが・・・。

 あまり見かけないと言えば、昨夕方 庭を横切り裏山に向かう大きな< 蛇 >を見ました。
< 青大将 >でしょう、敷地内で蛇を見かけるのは年に2~3回、珍しい事です。

 思い出した話が。
祖母の四十九日法要だったか一周忌法要だったか、中庭に大きな蛇が。  普通はすぐどこかへ移動するのに、なぜかほとんど動かず。 お勤めが終わった頃やっと何処かへ行ったと思い、親戚のみんなと車で会食に出掛けようとしたら、その蛇 今度は山門に出現!

 『 やっぱりこの蛇、お母さんだわ・・。 』 と言う叔母。
 『 おばあちゃん・・。 』 と見つめるもの。     巳年生まれだったんです、祖母。

 普段は蛇を見ても、まさか○○の生まれ変わりか本人と重ねて見るひとはいないでしょうが、「 法事の日 」という、いつもの日とは違うこちらの心が見方を変えていたんでしょう。
      『 そうか、蛇もお参りに来たんか。 』 という言葉には不思議と頷けてしまいました。

 わたしなんか < 丑年 > ですから、法事の日には境内に牛が出現し、姉の日にはイノシシが現れ、弟の日には馬が走りまわり、父の日にはウサギが飛びまわり( あら、カワイイ )、酉年のひとの日には鳥が・・・・・アっ!  これか?!?

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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