綺麗に。

 今日はお参りもなく、表装仕事も乾燥を待つのみと言う訳で、掃除三昧と決めました。

庫裡、本堂掃除機がけ。 本堂の縁側・庫裡廊下雑巾がけ。 本堂の畳雑巾がけ。 内陣拭き上げ。 え~い、ついでにお風呂も・・。
    まあ、掃除は住職のごく当然のお仕事なので、別段 誇らしくいうまでの事はなく。
普段あまり出来ていない事を恥じながら・・・で、あります。

 それは置いといて。
2週間ばかり前、頼まれ事があったのを思い出しました。
 『 ご院家さん。 うちの真鍮仏具、この度わたしのやり方が悪かったのか、こんな黒ずんでしまったんですけど・・・どうにかなりませんか? 』

 ・・・色んな事を頼まれる < スーパーお坊さん >、『 う~ん、どうかねえ・・。 ピカールで磨いてもこれはダメじゃろうねえ。 ま、預かってみようか。 綺麗になったら褒めてよ。 』

 と、預かっていた仏具。
磨いてはあるのですが、黒ずみ、緑色やピンクのところもあります。

 実は父が遺産?として残していった≪ 魔法の液体 ≫がありまして。
どこでどう求めたか・・。 何というものか・・。
   ダメだろうなあ、と思いながらも漬け置く事 1時間。 

 『 おお~! これぞ真鍮の輝きに戻っている! 』   ( で、ない部所もありはしますが。 )

 すんばらしい!
     ありがとう、父上。

            さあ、ホメてもらいに行ってこようっと!

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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