『 大往生 』。

 昨日開催の三隅組組会( 昨年度活動報告・収支報告・本年度予算案審議等 )に滑り込みで出席。  朝3時に京都を出て、走りに走り何とか間に合いました。

 お寺に帰っての午後と今日の午前中は、持ち帰った表装仕事。  午後は8日の永代経法要にむけて本堂のお荘厳。   ひと段落。

 ≪ 大往生 ≫!!    真宗大谷派の僧侶でもある日本画家の方の書。
「 一枚はこの裂地をつかって下さいね。 もう一枚はお好きにどうぞ。 」
       三種類のお手持ちの裂地を預かりました。    すべてインドの裂地、一文字のこれなんかは印金の古裂・・・・貴重なものです。 それにしても、おそらく私では考えつかない取りあわせ・・・先生の独特の美表現ですねえ。
      明るい往生です。    そうです、往生とは行き詰まる事ではなく、死ぬ事でもありません。  ≪ 生まれる ≫事でした。

 『 往生とは、大きな世界を生きる事 』 『 往生とは終わりの無いいのちを生きる事 』

 そして、わたし好みで表装するとこうなりました。   まわりが変われば随分印象が変わりますでしょう?

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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