たれか歌詠めかし。

      『 ハリ―・ポッターの < あばれ柳 > ・・・。』 と思ってしまいましたが、西蓮寺の梅です。    伸び放題の自由な梅です。

  『 あの梅、○○さんに頼んで切ってもらう。 』 ・・・母
  『 は~?  なんで? 切り倒す? 』 ・・・私
  『 側を通ると当たって痛いし、あそこにあっても誰も見んし。 』 ・・・母
  『 ・・誰も・・・・。 』

 以前から剪定してくれと頼まれていたのを ほっといた私が悪いんでしょうが。
まさかそこまで思いつめていたとは・・。
 しかし、≪ 誰も見ない ≫ で切り倒されるなんて、あってはならない事。 ここまで大きくなるには大変な時間が・・。  色んな事があったことでしょう。

 26日、京都に出る前にがんばって、刈り込んでみました。  遅ればせながら。
『 この梅の木がここに無くなると、訪ねてきた鶯になんと説明しましょう。 』
 という歌を詠んで、梅を護ったひとの話を聞いた事があります。 ( 紀貫之の娘でした?ちがいました? )

 切った中からのひとつを玄関に飾ってみました。  中々 気に入ってるるんですが。
 果たして、一週間後に帰った時に< 梅 >の木は無事立っているでしょうか。

  どなたか歌を詠んで老母に届けてやって下さいませんか?

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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