たとえば、『なぜ、香を焚くか?』。

 8日・9日と益田市・明顕寺さまの ≪ 仏教婦人会巡回法座 ≫ のご縁を頂きました。
お寺ではなく、二日で3ヶ所の会場での法座です。
教堂であったり、集会所であったり・・。

 それぞれに心をこめたお荘厳を拝見いたしました。
仏壇のない集会所には、ご住職が本尊掛け軸を持参掛念されます。

 今回はテーマを頂いておりました。 < お荘厳・作法・・そのはじまりと謂れ等 >        こだわらず、話したい事を話して下さい・・との事でした。

 事前にみなさんからご質問を頂いておりましたが、途中 『 さて、何かお聞きになりたい事はございますか? 』
      と、言ってみても どこでも中々手をあげる方は・・・。

 『 演台に立っていたら、お話しにくいんでしょうねえ。  ・・・・いっぺん、ここに座ってみましょうか? 』
            と、みなさんのまん前に座ってみると、笑いながら 『 じゃ、ひとついいですか? 』
    『 こんな事、聞いていいもんかどうか・・。 気になってたんですけど。 』
         『 お通夜に行く時なんですけど・・。』

 沢山のご質問をいただきました。  高くて遠いところから話すのでなく、同じ場所で、しかもすぐ近くに座る・・・という事の大事さを あらためて感じました。   なごやかになごやかに≪ 法座 ≫が進んでいきます。

 わたしの学びでもあります。   ありがとうございました。

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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