あんたが決めても・・。

 お盆が近づき、気忙しくなってきました。   島根にも帰山しますし、京都でも少々「 お盆参り 」を頼まれております。     明日は早朝3時すぎから 「 なでしこジャパン 」の決勝戦がありますし、ほぼ同じ時間に「 火の鳥ニッポン 」女子バレーのブラジル戦もあります。    どうしましょう?

 そんな事に気をもみながらも、お盆中は手がストップしてしまう為 今日もお仕事三昧。

 エッチング・・・・   素敵な作品ですねえ。     インドの少女でしょうか?  想いは何処へ向けられているんでしょうか。

  半眼、頬に軽くあてられた手。   まるで 半跏思惟の『 弥勒菩薩 』の様な・・。 56億7千万年、今も思惟し続けておられる菩薩。      ・・・ひょっとしたらそうなのでしょうか。

 この画に出会った最初から、合わせる裂地は頭の中で鐘を鳴らしていました。
       『 ゴ~~ン。 』
たまにそういう事があります。    『 ゴ~~ン 』 と。

 正絹でも撚り合わせた糸が太い、光沢のない復元織で朱地に 大きな大きな花の文様。

                    

                                            
バックの色が変わると又、印象がかわりますね。

  さてさて、 『 インドの少女 』 か 『 弥勒菩薩 』 か ??
                          ・・・・・・・・・・・ 決めました!

  わたしは、『 生身の菩薩 』 と呼びましょう。  わたしは。    ( 貰えませんかねえ、これ。 ・・失礼! )
                                             

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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