わたしも本堂で報告しとこう。

 『 今、帰って来た。 』

      得度習礼所に12日間入っていた息子から電話。
京都にいれば迎えにいってもやれましたし、家にて帰りを待ってやる事もできましたが、なにせ今は島根の私。

 『 おお、そうか。 どうだった? 何がしんどかった? 』
 『 う~ん・・よかったで。 』
 『 ほう、よかった? 』
 『 大学の4年分位 勉強した気がするでえ。 』  ( そりゃ お前、ふだん いかに何にもしとらんかって事だ。 )
 『 そうか。 』

 『 どうやって帰った? タクシーか? 』 ( 洋服普段着をもって行ってないもので、そうしたかなあ・・と。 )
 『 いや、電車で。 』
 『 坊さんのカッコウのままでかいな? そりゃまた 勇気のある・・。』 (笑)
 『 ほとんどが トイレなんかで着替えて帰ったけどなあ。 』
 『 出る時先生に言われたやろ? このまま帰って、今日は玄関から入らずに 本堂から入って、先ず 阿弥陀  様に得度の報告をしろと。  俺の時もそう言われた。 』
 『 ああ、そうしたかったんで 電車で帰って今、うちの仏さまにお参りしたで。』



 ・・・・・・・・・おやじ。   おじいさん。  西蓮寺の僧侶が生まれたで。  お二人の様にきちんとした・・。
    ≪ ほう、ほう。 そうか。 ≫  ( 耳には聞こえぬ声 )
             先はどうなるかは分らんがな ( 微笑 )

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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