< 地蔵盆 >。

 『 地蔵盆 』。       島根では聞いた事の無かった言葉です。
京都では、道を歩いていると祠に祀られた < お地蔵さん > に、実によく出会います。 町内で祀っておられ、花のお供え・掃除などを持ち回りでされている事が多いです。 年に一度、8月25日あたりにその < お地蔵さん > を祠からお出しして、町内の集会所などの広い場所に安置し 立派に荘厳します。 1~2日にわたり、そこには人が集まっておられます。子供の多い町内では、子供向けの色々なイベントが・・・・スイカ割り・金魚すくい・当て物大会・沢山のおやつに、今風にバーベキューまでされているのを見かけた事もあります。  イワレはどうあれ、今は < 子供たちの夏の最後のお楽しみ > の感強く見受けます。

 昨日、京都で住まいしているアパート ( アパート一棟 70数戸で一町内 ) の < 地蔵盆 > でした。 町内会・子供会の方々中心に紅白の幕や提灯で 会場を飾り、お地蔵さんを安置して さあ 始まりです。

 プログラムにそって ヨーヨーつり・スイカ割り・おやつ配り ( 今年は お母さん3人によるミニライブ?も! )・・・わたしの出番は < 数珠くり >。    お地蔵さまの前でお勤めしている間、子供たちが輪になって 大きな数珠を回します。  10数年、ここでお勤めさせて頂いております。 数珠くりも、置いてある木魚も真宗的ではないんですが いいんです。   大事なのは、そのあと必ずさせてもらう < 子供向けお話 >。  元気な子供たちとお母さん方が聞いていて下さいます。 ( 中には 不思議そうな顔をして見つめる子供も・・・<笑> )  今年は < 耳をふさぐおサルさん > のお話を。    何かしら残ってくれたでしょうか?

 夜は恒例、ビアパーテイー。  大人はビール、子供はジュース片手にクイズにビンゴゲーム。 
毎年 旬のゲームを繰り出すあの奥さん、今年もマイクパフォーマンスは爆笑をとっていたでしょうか?
・・・・・・・・そう、残念ながら 13時の < 数珠くり > 後、すぐに車を走らせ 一路島根に。   残念。
あの場で 普段あまり話さない方々と一緒に笑う時間が とても好きなのですが・・・・残念。

 西蓮寺は雨、一週間前がウソの様に涼しい朝です。

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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