2011,親鸞展

     京都市美術館で 明日3月17日~5月29日の会期で 
 『 親鸞展 』 が開催されます。               今日、午後3時より 同会場にて オープニングセレモニーが行われ、行って来ました。 写真は 頂いた図録です。p250もある立派なものです。

 西本願寺ご門主はじめ、真宗十派の門主方・各協賛会社代表者・宗会議員・報道関係者・・・等、列席のもと。    開会式典は、どの方も 挨拶の冒頭には 震災の悼みを述べられつつ、 狭いスペースの中でも 厳かに執り行われました。     今日の会に行けるはずも無かったのですが、今朝 あるお方からの誘いのお声で、皆さまより ひとあしお先に拝観させて頂いて参りました。  ありがとうございます。

 数年前、国立博物館に陳列され 目にさせて頂いた 書・絵像も多かったのですが、聖人が書かれた直筆の書を目にすると  『ああ・・ここに おられたんだ・・』  との息づかいを またも 感じました。    前回もあったのでしょうが、あまり 記憶になく < あまりに 多くの出品物ですから? > 今日は、聖人のご一生が描かれた 最も古い巻子・ 善信上人絵 ( 琳阿本 ) に目を奪われ、皆さんの迷惑も顧みず しばらく その場を離れられませんでした。    300年前や 100年前のご絵伝修複等に携わる事もあり、現在の絵師によるご絵伝も目にする上で この時代のものを見ると・・・・動けなくなってしまいます。

 そして、実は すべてを ツブサにゆっくり見ずに出て参りました。
あまりに 人が多くて・・押される事に慣れていないもので・・もったいないですが、今度ゆっくり ちゃんと 参ります。

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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