障子でも呑めるんですか?

寒くなりました。
昨日は、年末らしい一日を過ごしました。    ご門徒さんにお届けする カレンダー・来年度ご法座案内・挨拶状の発送準備。  そして、障子の張替え。

京都より持ち帰った 業務用障子紙!
ホームセンターによくある < 一般の障子紙より2倍厚い、表具屋さんが使う障子紙 > より 2倍は厚い、しっかりした紙です。   この頃 昔の家とは変わってきて、冷房・暖房・エアコンが使われるので それに耐えうる紙が、日々 開発されているのです。    昔ながらの石州和紙も素晴らしいのですが、扱い易いので こっちを使っています。    すみません。    軸装には ぜ~ったい < 手漉き和紙 > ですよ!

ともあれ、真っ白に張り込まれた 障子はいいもんですねえ。
  気持ちいい。 
きっと、自分が張ったから ウンと気持ちいい。    人間 勝手なもんですねえ。
ひとが張ったもんなら、 < あ~へたくそだな~。 > とか < まだまだ あまいな > とか見てしまうものを
 ホントにうまい!   きれい!  

家族が寝静まってからも 炭火の入った 堀炬燵に入って、杯 片手に ジッと 障子を眺めてます。
      立ち上がって 障子に近付き、なでてみたり。   また座って 見つめて…

誰か見てたら ぜったい アホだな、と思いながらも そんな自分を かわいらしく思いつつ夜はふけてゆきます。

  
   

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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