遅ればせながら

今年度の当山 報恩講、10月29日に勤修いたしました。皆々様に、有難うございました。
ご講師は、三隅町深山 淨蓮寺住職 早川顕之師をお迎えいたしました。 私のうちにある 離しがたい『わが思い』を超えさせる聲がある、帰らせる聲がある…あたたかく 優しくお話して頂きました。

報恩講はこの日 一日のものではありません。
何日も前からお寺のまわりの草刈りにきていただき、仏具のお磨きにきていただき、本堂庫裏のお掃除にきていただき、いえいえ もっと前。この日の昼食<お斎>に皆さんに出して下さいと 持ってこられたお漬物はこの日にちょうど良いように漬け始められたはずで、そのお野菜はこの日にむけて種がまかれ…

そして当日、台所お世話に 朝早くから来てくださり、なによりお参り聴聞で本堂に座り ご一緒に仏さまを讃えて下さり……そして又 そのお姿が誰かに大事なものを伝えてゆきます。

報恩講はこの日 一日のものではありません。

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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