
もらい泣き
10月29日に自坊の報恩講を 勤めました。
門徒の方のみならず沢山の方々とご一緒にお勤めさせて頂きました。ありがとうがざいました。
今日は隣寺の常福寺さまの報恩講にお参りしてまいりました。沢山の方のお参りでした。
そういえば8年前の私の継職法要の時の事です。
法要の様子を撮ったビデオを 京都の友人達に食事をしながら見てもらっていました。その時、当時40歳すぎのAさん<女性>が泣いているのです。 Bさんが聞きました『あんた何 泣いてるん?そんなに嬉しいん?』
Aさんが言いました『違うんよ…ここにお父さんがいる…』 『何言ってるの。あんたのお父さん、もう亡くなってるじゃない。島根の人でもないし。』 Aさん『… …お父さん、田舎のお寺の住職さんの事すごく慕ってて しゅっちゅうお寺に行くお寺に行くって言ってたけど。…行って何してたかと思ってたけど。きっとこうして 嬉しそうに座ってたんだろうなって思って…。』
あの時、ちょっと もらい泣きしちゃいました。
同じものを見てても ひとにより見えてるものはちがう事ってありますね。またいつか、Aさん そのお寺を訪ねてみたら、お父さん 嬉しいだろうなって思います。