春樹。

永代経法要、4月8日。 
全国的に桜の開花が遅れた今年、裏山の桜が満開にて参拝のお同行さまを迎えてくれました。植えられた時は細く小さな苗木だった彼も、年々枝ぶりが立派になっていきます。

そういえばこの日8日には全く葉をつけていないように見えていた庭木、22日には驚く程に葉を付けていてビックリしました。春に紅葉するモミジ、ノムラモミジというのだと教えていただきましたが。鬱蒼として・・と言いたくなるほどに。

そこで24日に思い切ってザッパリと剪定を。剪定というより、ノコギリ片手に大暴れと言ったほうがいいでしょうが、それでも登ったり降りたり右から見たり離れて左から眺めたりと思案しながらの大暴れです。  ああ、随分スッキリとしたなあ・・と汗びっしょりで縁側に暫し座って眺めます。

それがまた驚いた事に、26日に気が付いたら随分葉が伸び増えているではありませんか。
こんなに早く成長するものでしたか。 たった2日ですよ。  知りませんでした。
あまりに切り方が悪くてモミジが怒っているのかとさえ思いました。  ハハッ、まさかねえ。

・・そうなんでしょうか・・。 

桜も26日には葉を纏った姿を見せていました。
走り回らない・声をあげないというだけで、実に大雄々しく生きているんですねえ。

モミジ・・怒っていませんよねえ。

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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