『 そう言うなや、お前。』

行って良かったです、療養中の同級生への面会。

又 少し痩せて見えましたが、わたしをすぐ分かってくれました。    30分ばかりの間 ずっと泣き続けていましたが、以前と違って嬉しそうな涙と感じました。    9年間一クラスだった30人の同級生の名前を ひとりひとりゆっくり挙げると、頷いてくれていました。

『 また、誰か会いに来るかもしれんけど 来てもええか? 』 と聞いた時だけ小さな声を出してくれました。

  ・・・『 来てもええけど、・・・来てくれんでも大丈夫、僕は・・。』

 そうか・・。 まあ、そう言うなや お前。      昔から 誰とも口喧嘩した事も無いお前に 泣きながら そう言われてもなあ・・。

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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